☆ ラビュ小劇場 ☆ 〜暑すぎる夏編〜 「暑ぃー…」 「言うな。余計に暑くなる」 「ユウは涼しそうな顔しててズルイさ」 「別に俺だって涼しいわけじゃない」 「…そのワリに汗もかいてないよなー?」 「『心頭を滅却すれば火もまた涼し』…って言うが……」 「ほへ? なにそれ?」 「精神集中すれば、火の熱さも忘れるってことだ」 「へー。ユウの国の言葉って、面白いなー」 「そうか? 兎に角。その、『心頭…』云々が……」 「それが、どうかした?」 「嘘だろ」 「嘘なの!?」 「言葉自体はあるが、その意味が。別に精神集中しても暑いもんは暑い!」 「…………ユウ」 「なんだ?」 「言っちゃ悪いかもだけどさー…、……バカ?」 「なっ! テメェ! 誰がバカだって!?」 「わーっ、ゴメン! だって、そんなこと真面目に論じちゃってるから」 「特にやることもねェし、ヒマなんだよ!」 「それはオレだって同じさー!」 「……怒鳴らせるな。余計に暑くなる」 「あぁ、ゴメンゴメン」 「くそ…何か涼しくなる方法はねぇのか…」 「あれ。それってオレに聞いてるの?」 「……別に」 「んー、肝試しとか?」 「百物語とかか!?」 「ほへ? 百物語??」 「蝋燭百本を灯して、恐い話を1つ話し終わるごとにその火を消して…」 「へー、面白そ……」 「あれは駄目だ!」 「な、なんで…? 恐い話、苦手とか?」 「そうじゃねぇ…」 「じゃぁ、何?」 「蝋燭百本の熱量が意外と侮れなくて、部屋が蒸し風呂のようになるんだ!」 「じゃぁ、外で肝試しとか…」 「駄目だ!」 「な、なんで…?」 「夏の熱帯夜を甘く見るな…」 「でも、夜だからちょっとは涼しいかなー、なんて…」 「下手をすれば全身が蚊に食われて一晩中その痒みと戦う羽目になる」 「じゃぁ、単純にカキ氷とか食べれば良いんだ?」 「待て! それも駄目だ! そもそもカキ氷は……(云々)」 「…………ユウ」 「なんだ?」 「ユウってもしかしなくても、夏がお嫌い?」 「…っ!! 大嫌いだ!!」 End... ☆ ラビュ小劇場 ☆ 〜七夕編〜 「今日は七夕なんだってよ! ユウ、知ってた?」 「まぁ、七夕ぐらいは…」 「じゃ、ユウも短冊持ってたりする!?」 「あぁ。さっきモヤシとリナリーが配って歩いてたからな…無理矢理渡された」 「そーか! んじゃ、当然願い事も書いたよな?」 「あぁ、まぁな」 「え! マジで!? ななな、なんて書いた?!」 「べ、別に……」 「オレにだけこっそり教えて!」 「人に願い事をバラすと叶わないんだぜ?」 「えー? …場合によっちゃオレが叶えてあげられるかもしれないさ」 「なんでお前が俺の願いを叶えられるんだよ! どんな願いだってんだ」 「そりゃ、『ラビと幸せになれますように…』とか!」 「オイ…!」 「『ラビとずっと一緒にいられますように…』とか」 「……」 「『ラビとラブラブ☆』とか『ラビとイチャイチャ』とか」 「…………」 「『ラビと』……」 「なんで、んな意味のないこと願わなきゃならねぇんだ!」 「じゃあなんて書いた?」 「煩い! 短冊を吊した後で見れば良いだろーが!」 「あ、そっか」 「(頭悪ィ…) お前はなんて書いたんだよ」 「ほら! やっぱりユウも人の願い事って気になるだろ?」 「…!!」 「それともオレの願い事だからー?」 「煩ぇな! 社交辞令だっつー…」 「オレの願い事は沢山あるんさ」 「(…聞いてねぇし) あぁ、そうかよ。どうせ下らねぇ事だろ」 「もう短冊に書いたんだよなー。見たい?」 「……見せたいんだろ」 「そうそう。はい、これ!」 神田はラビから短冊を受け取る。 ―ユウと幸せになれますように… ―ユウとずっと一緒にいられますように… ―ユウとラブラブできますように… ―ユウとイチャイチャできますように… ―ユウともっと色んなことできますように… ―ユウがオレのことを好きで好きで堪らなくなりますように… ―ユウが……(以下略) 「ラビ……なんだコレは!」 「オレの愛が溢れる願いごと☆」 「!! ……チッ。無駄なことしやがって」 「他に思い浮かばなかったし!」 「そんなもん改めて願わなくても叶ってんだろ(小声)」 「ん? 何か言った?」 「なんでもねぇーよ」 End... ☆ ラビュ小劇場 ☆ 〜アレンの妄想編〜 ※アレンと神田の会話です。 「神田…。…なんか今日はいつにも増して機嫌悪くないですか?」 「あー? そりゃお前が目の前に居るからだろ」 「(ムカ!) あー、そうですか!」 「他に不機嫌になる原因も思いつかねェ」 「目の下にクマが出来てるから寝不足なのかと思いました!」 「クマ…? 寝不足…?」 「結構なクマですよ。そんなクッキリと…」 「あー、そりゃアレだ」 「…?? 何か夜更かしでもしてるんですか?」 「ラビが寝かせてくれねぇンだよ」 「は!?」 「? 何、大声出してんだよ」 「(寝かせないってどーゆう…?) あの、神田?」 「あ?」 「ラビが神田のことを寝かせてくれないんですか」 「そうだっつってんだろ」 「…!! (えー!? なんでそんなサラッと爆弾発言!?)」 「おい、モヤシ?」 「ちょっと聞きますけど、昨日の夜は2人で何をやってたンです…?」 「何って……」 「わー!! やっぱりイイ! 言わないで下さい!!」 「なに慌ててんだ?」 「神田! とにかく寝不足は身体に毒ですよ!!」 「あぁ…まぁ。…つか、ラビに言え。アイツの責任だ」 「…!! (もうラビに責任を取らせる気なんですか!?)」 「オイ…何か変なこと考えてねェか?」 「え?」 「昨日は俺とラビでゲームしてただけだぜ?」 「…!! (ゲーム(=遊び)ですか、神田! ラビが可哀想です!)」 「なかなか勝負がつかなくて…」 「…!? (攻受を入れ替えてたりするんですか!?)」 「それで寝不足に…」 「…!! (朝までヤり通し!?)」 「おい、モヤシ!! 聞いてンのか!」 「はっ…! はい、聞いてました。僕は…僕はもう2人の邪魔はしないんで仲良くやって下さいえぇ何も聞かなかった事にします神田も軽々しく人にそんな深夜の密事をバラさない方がいいですラビとのことが遊びだって言うんならちょっと可哀想かなとも思いますがラビがそれで満足してるなら僕はもう何も言うことありませんけどやっぱり僕なら遊びとかそーゆーことは…」 「お前…頭、大丈夫か?」 「とにかく! ラビには『ヤりすぎ注意!』って言ってあげますから!」 「あぁ、そうか…?」 「〜〜!! (なに!? その適当な返事は)」 「まぁでも、昨日は合意の上だったん……」 「もう聞いていられません!!」 「は?」 「どうぞお幸せに!!」 End... ☆ ラビュ小劇場 ☆ 〜梅雨編〜 「あー、今日は雨かー。鬱になるさ……」 「お前はちょっと鬱になるくらいで丁度いいだろ」 「酷っ!」 「大体、梅雨なんだから雨が降らない日のほうが珍しい」 「ユウは雨でもいつもと気分的に変わらない?」 「……特別には。極端に変わる方がどうかしてる」 「髪も綺麗なままだし…羨ましいさー」 「(髪…?) とにかく、ただでさえ湿っぽいンだから鬱々とするな」 「オレだって時々は鬱々とするんさ」 「へー」 「…。…んな無感動な反応されると悲しくなっちゃう…」 「悲しんでりゃいいだろ」 「ユウ! 愛がないさ!!」 「ンなもんは最初からねェんだよ!」 「…………」 「なんだよ」 「…………照れちゃって!」 「誰 が 照 れ た ん だ !!」 「ユウ〜…“愛”なんて今更語り合わなくても、ちゃんと分かってるさ」 「誰が!いつ!どこで!愛を語り合おうなんていったんだ、このバカ!」 「ん? ユウが語りたかったらいつでもOKだけど?」 「…………(もう何も言うまい)」 「オレが一方的にユウへの愛を語ってもいいけど」 「……聞きたくねェ」 「(無視)やっぱりオレが聞きたいのは、『ユウが語るオレへの愛』さ!」 「おい、ラビ! さっきまで鬱々としてたんじゃねぇのか!?」 「そんなん、もう忘れたさー!!」 End... ☆ ラビュ小劇場 ☆ 〜夏の暑さ編〜 「暑いーあついー暑ぃー…驚異的に暑いー……」 「煩ぇな…『暑い』とか当たり前のことは言うな!」 「なんで? しょうがねぇだろー…、暑いもんは暑いんさ」 「言うと余計に暑くなるんだよ!」 「あー、そっかそっか…ユウは暑さでイライラしてんだ」 「イライラなんてしてねぇだろーがッ!!」 「ちょ…っ、そんな怒んなくても」 「うるせーな! ちょっと黙ってろ!」 しばしお互いに沈黙……。 「…………暑ぃー…(ラビは沈黙に耐えられなくなった)」 「…………」 「暑い暑い暑い暑いー…」 「…………ラビ…」 「あー、ゴメン。煩いってんだろ?」 「分かってんなら……」 「でも暑いって言わずにいられねーよ!」 「…………」 「暑い暑い暑い暑い…!」 「……他に言うことはねぇのかよ! 本気で煩ぇぞ!!」 「ユウ好きー大好きーチュウしたいーそれ以上もしたいー…」 「…………」 「ユウもきっとオレのこと好きー大好きー……」 「う る せ ぇ な ! 余計に暑苦しいっつー……!!」 「もう暑くてもいいからユウに抱きつきたいー」 「ラビ! いい加減にしろ、テメェ……!」 「えいッ!」 「『えいッ!』じゃねーんだよ! 引っ付くな、バカ! 離れろ!」 「えー…!? ちょっと無理さー」 「無理じゃねぇだろ! 暑苦しいから手ェ離せっつってんだよ」 「じゃぁチュウしてくれたら離れる」 「な…っ!」 「チュウ以上だったら、もっと嬉しい」 「…………!!(言葉もない程の衝撃)」 「裸で抱き合えばちょっと涼しくなるハズさー。んじゃ、脱ごう脱ごう…」 「ラビ! しっかりしろ!」 End... |